塗装工事の予算が無くても絶対やってはいけない6つの事
 
戸建住宅、集合住宅などの外壁塗装は高額な工事になるので、一度に沢山のお金を必要とします。その塗装費用を毎月積み立てしているなら方ならまだしも、具体的な工事時期を予期していない場合は、予算を用意しづらいこともありますよね。
ここでは、予算が少ないからと言って、絶対にやってはいけない6つの事をご紹介します。
 
 
特に住宅リフォームについて、屋根・外壁塗装は「あまり重要視していない」という方が多く、外壁塗装用の予算を捻出しづらいという方も多いでしょう。
しかし、屋根・外壁塗装工事は内装工事同様、又はそれ以上に必要な工事と言えます。
 
では前置きが長くなりましたが、絶対にやってはいけない6つの事をご紹介します。
 

1.塗装をせず何十年も放置

 
外壁塗装の予算を確保できないからと言って、前回の塗装又は新築時から20年以上放置しておくと、いざ屋根・外壁塗装をする際、住宅診断の結果、思ったより内部にまで劣化が進んでいて、余分な工事が必要となるケースが大変多いです!特に、外壁のクラック・腐食や、屋根材の破損を放置している場合は雨水が侵入している可能性が高いので注意が必要です!余分な工事を防ぐためにも、前回の塗装又は新築時から10~12年の間に屋根・外壁塗装の無料診断をお勧めします。
 
 

2.格安業者への依頼

塗装業者の中には、安さを謳った営業文句で、工事を請け負う格安業者が存在します。
通常70~90万円はするであろう、外壁塗装工事なのに対し、30~40万円しかかからない場合や、塗装工事料金がどのような建物でも一律40万円など、激安のコミコミプランを用意している業者を「格安業者」と呼ばれます。外壁塗装は元々の価格が高額なので、「格安業者は魅力的」と思いがちですが、安くする為には必要な部分を削るしかなくなります。
 
 
 

【格安業者の謳い文句】

・大量仕入れで材料費を抑えている
・訪問販売営業の人件費を抑えている
 
しかし、これらの理由は格安で行う理由としては不十分です。なぜなら塗料は大量に仕入れてもそこまで安くなりません。メーカーからの仕入れ単価はだいたいの業者で変わらないです。また、今は訪問販売営業は導入していない企業ばかりですし、そもそも最低賃金は各都道府県で定めていますので、それ以上に人件費を安くする事はできません。
 

【格安業者の施工方法】

・足場の費用を抑える為工期の短縮
・沢山塗れるよう塗料を規定以上薄める
・慣れないアルバイトに塗装をさせる
 
上記のような施工をする業者の塗装工事は10年も持たずに早い段階で塗膜が剥がれ、手直しを頼んでも、再度お金を取られるのが関の山です。ただし、格安だからと言って、必ずしも手抜き業者という訳ではないので、お見積りの段階で数社に依頼する事を岡山外装プロではお勧めしております。
 

3.焦って悪徳業者と契約

 
外壁塗装工事をする業者はゆっくりと余裕をもって選ぶことを、岡山外装プロではお進めします。現在の屋根・外壁の状態を正しく把握せず、「急いで工事した方が良い」と思い込み、焦って悪徳業者と契約するのは最も危険な行為です!といっても、焦ってしまう気持ちも分かります。まず、見積り依頼した業者が良い業者か悪徳業者か分からない場合、その業者が見積り(現場調査)をしている時、ご自分の目に見える所に、他の塗装会社のチラシなど置いておいて、「他の会社にも聞いてみます!」と言って、一旦お帰り頂いて、数社に話を聞き、焦って契約しないようにしましょう!あと、大幅な値引きをしてくる業者にも注意しましょう。
(例)
「通常、屋根と外壁塗装で200万円の所、本日中にご契約頂ければ100万円にします」など、どう考えても200万円が100万円になる事は無いので、気を付けましょう!
(例)
「お客様の家を塗る事で、弊社の宣伝になるので、モニター価格で工事します」など。
 

4.予算を削り工事工程を省く

 
塗装工事は塗る前の下地処理や高圧洗浄、養生など必要な工程があります。その必要な工程を省いてしまうと、塗料がしっかりと屋根材や外壁材に密着せず、数年で塗料が剥がれてしまう失敗例がたくさんあります。
例えば、予算を削りたい為
・2回しなくてはいけない上塗りを1回しか塗らない
・高圧洗浄は不要
・足場代がもったいないから、はしごや脚立で作業
・足場だけ依頼して、自分で塗装する
 
このような事は避け、業者に全てお任せしましょう。
 

5.激安・低品質の塗料を使用

 
「何年も塗料が持たなくていい!」「保証なんていらない!」「安い事が正義!」といった方以外は、低品質な塗料での塗装は避けましょう!塗料のグレードで一番低いと分類されるのは【アクリル系塗料】です。グレードは耐久性とほぼ比例しますので、安くてグレードが低い塗料ほど、耐久性は低いと言えます。塗装工事を長持ちさせたいのであれば、品質のいい塗料で塗装工事をする事をお勧めします。
[各塗料耐久性目安]
・アクリル塗料 5~7年
・シリコン塗料 10~12年
・ラジカル塗料 13~15年
・フッ素系塗料 15~20年
・無機系塗料  15~25年
 

6.屋根だけ・外壁だけの部分依頼

 
外壁塗装工事を行う時は、基本的には外壁・屋根合わせて工事するのが一般的です。その方が、足場代をまとめる事ができるので、別々に依頼するより、安く済みます。中には、日当たりの悪い北側の面だけに、カビや藻が繁殖している場合に、北面だけ塗装工事を行う場合もあります。しかしこれも、外壁塗装をするならば、東西南北の全ての面を同時にした方が、足場代は安く済みます。
ちなみに、一面だけ塗り直すと、新しく塗った面と、塗らなかった面で色が違うので、違和感のある家になってしまうので、注意しましょう!
 
 
 
 

まとめ

 
屋根・外壁塗装は一度の出費としては非常に高額で、できるだけ安く工事をしたいという気持ちも分かります。しかし、安全性や品質の高い工事にする為には、ある程度の予算は必要です。そこを省いてしまうと後々損をしてしまう可能性が非常に高いので、最上級の塗料とは言わなくても、それなりの塗料で、屋根・外壁塗装をする事を、岡山外装プロではお勧めしております。
 

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