一昔前まではアクリル塗料やウレタン塗料で外壁塗装をしておりましたが、現在ではアクリル塗料・ウレタン塗料を外壁に使う事がほぼなくなりました。そして現在の住宅塗装に使用される塗料はシリコン塗料が主流となります。近年では、高耐久と呼ばれるラジカル塗料・フッ素塗料・無機塗料などで塗装をされる方も多くなりました。そんな高耐久塗料と比べ、最低ラインとも言えなくもないシリコン塗料ですが、やはり予算などの兼ね合いで「とりあえずシリコン塗料で…」という気持ちでシリコン塗料を選ばれるお客様も多くいらっしゃいます。ですが岡山外装プロでは、そんなシリコン塗料であっても、1工程加える事で耐候年数をさらに伸ばす事に成功しております。その加える1工程とは「保護コーティング」です!
岡山外装プロの新常識「保護コーティング」についてご説明します。
従来の標準塗装工事工程 |
従来の外壁塗装の工程は上記の3工程の塗装が一般的で、保護コーティングの工程はありませんでした。では、なぜ保護コーティングをしてこなかったのか、その理由をご説明します。
理由1.
ハウスメーカーが定める保証延長工事を受けるため
例えば新築の場合、例外なく10年の瑕疵担保責任保険がつきますが、売り主(ハウスメーカー)や施工業者の定期点検を受け、外壁塗装工事をすることで延長保証を受ける事ができます。つまり、定期的な修繕工事を行うには、[経年劣化するそれなりの塗装でじゅうぶん]という事で、わざわざ長持ちさせる必要が無かった為です。
理由2.
塗料販売店、施工会社主導の塗料開発が行われてきた
実際に塗装する業者や流通を請負う塗料販売店の意向と都合が大きな影響力を持ってきました。塗料メーカーは自社塗料の普及の為、施主のニーズというよりは、業者受けの良い、使い勝手のいい塗料・手離れの良い塗料を開発し、業者向けにPRをしてきた経緯もあります。わざわざ工程を増やし、工期を長くする塗装方法は必要とされなかった為です。
これからの外壁塗装の新常識 |
▼前回の塗り替えから12年~18年の住宅の場合
これまでの3工程の外壁塗装の固定概念から脱却し、第4の工程をする事で、従来の塗装メンテナンスサイクルを8~10年以上向上させる「保護コーティング」を採用!保護コーティングはシリコン塗料(耐候年数10年~12年)であっても、プラスで約8年~10年持たせることが可能です。
▼前回の塗替え又は新築時から20年以上の住宅の場合
なぜ下塗りが2工程あるのかご説明します。
そもそも下塗りの主な目的は、外壁材と塗料の接着力を高め、中塗り・上塗りの塗料の吸込みを防ぐ事としております。また下塗り材の種類によっては、外壁の小さな凸凹を埋める効果もあります。
20年以上も放置している外壁は塗料を吸い込みやすくなっている為、1回の下塗りだけでは、中塗り・上塗りを行ってもムラになりやすくなります。また下塗りを2工程行う事で、旧塗膜を確実に固める事ができるので、塗料の剥がれに強くなります。また、保護コーティングはしたくないというお客様も、中にはいらっしゃいますので、そんな方には下記の工程をお勧めしております。
▼20年以上放置で保護コーティングをしない方
岡山外装プロでは通常のシリコン塗料であっても、さらに耐候年数をあげるこの工程を推奨しております。しかし、どのお家にも4回塗り・5回塗りが良いとは言えません。既存の状態がいい場合は通常の3回塗りでも問題ないですし、既存の状態がかなり悪い場合は4回塗り・5回塗りをお勧めしますし、やはり一概には言えません。ただ、本当にお客様のお家の事を考えるのであれば、岡山外装プロでは、この「保護コーティング」を推奨します。